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 ■ 基礎知識

■バックナンバー【ラケットの寿命】
★こんなときにはラケットを買い換えよう!
テニスのシーズンです!
これからテニスを始める人に、知って役立つ基本知識の特集です。


●ラケットの買い方
 みんなはどうやってラケットを選ぶかな?「よくわからないから、困っています。どこで買ったらいいのかさえわからない」そうでしょうとも。まず、ラケットの用意にはどんな方法があるかな?

その1:知り合いにもらう。
 これがいちばん安い。何たってタダだもんね。しかし、問題はそのラケットが自分にあっているかどうかが問題。選択の余地がないから嫌とは言えないのがつらいですね。まず、今から10年以上前のモデルは要注意。現在のラケットに進化する過渡期に当たるこのころのモデルは、あたりはずれが多く、新人のみんなにはちときびしい。その前のウッドラケットであれば論外。木のラケットの寿命はおよそ1年です。四季を経たウッドラケットは打ち味ががグンと落ちます。
 そんなに古くないラケットでもまだ使えるとは言えません。フレームにひびが入っていることだってあります。よく調べてみましょう。OKならショップに行ってストリングとグリップを張り替えてみましょう。これが肝心。フレームは大切に使えばそれなりに長持ちします。しかし、グリップとストリングは必ず痛んでくるもの。定期的に交換が必要な部分なんですね。

その2:ディスカウントショップで買う。
 これも安い。1万円以内で買えるのもざらにあります。カタログを見たときに、価格がほとんど2万円からはじまることを考えると半額以下! しかし、だからといって「得だ」とは言い切れません。なぜならそこで売っている安いものは元値が不明な謎のブランドがほとんど。テニス業界関係者でも「聞いたことないブランドだなー」というラケットがたくさんあります。ラケットの性能が良くわからない新人さんは手を出さないほうが無難ですよ。なかには張り替えられない、なんてラケットもあるからです。

その3:大型チェーン店で買う。
 品揃えは結構揃っている。中には「おおっ!このメーカーのものがこの値段?」なんてものもあります。しかし、カタログを見てみましょう。2〜3年前にさかのぼってもそのメーカーにそんなラケットは登場しないこともあるのです。「じゃあこれは・・にせもの?」いいえちがいます。これはラケット工場のあるアジアの国々でつくられたその国専用を輸入したものか、「モノポリー」といってカタログ外でつくるオリジナル商品なんですね。にせものじゃないけど性能的にいちおしでもないから注意してほしいですね。

その4:専門店で買う。
 テニスの専門店はラケットがずらりとそろっている。「そんなところには初心者だから恐くて入れないよー」と思うかもしれません。でも予算をはっきり言えば、その中でいちばん自分にあったものが手にはいるはずですよ。最新モデルじゃなくても、旧モデルで安くなっているものがあります。知らないことがないから専門店。わからないことはどんどん聞いてみましょう。

●ラケットの選び方
 数あるラケットのなかで「この一本」を決めるのはなかなかむずかしいことです。現在出ている中から探すことさえ、打たなければわからないんだから。だから基本的な間違いがないように選ぶコツを教えてあげましょう。

「これ軽いから振りやすいよ」
→軽いだけで選んではいけません。軽いのがいいならバドミントンのラケットでもいいのか、というとそうではないでしょ? 軽いものはボールに負けてしまって、決して楽にボールは飛びません。ラケットをしっかり振れるだけの力を持っている男子諸君、持って軽いな、と思ったら一つ上の重さを選ぶことをお薦めします。どうしても軽いのがいいと思う人には、バランスがトップヘビーモデルを選んでみましょう。軽量でもボールを飛ばす力を得るために設計されたものならOK。最近はこの手のラケットがほとんどなので寂しい限りですが。

「グリップは細いほうが握りやすいや」
→太いほうが力が入る。これは二人でバットの太いほうと細いほうをにぎってお互い逆に回す実験がポピュラーですね。そう、太いほうが圧倒的に有利なんです。持ったときには握りやすいと感じた細いグリップは、コートでボールを打ってみると妙に力が入らない、頼りない握り具合に感じることがあるのです。むやみに細いグリップを選ぶのは間違いなんですね。しかし、手の大きさには指の長さや肉厚の具合が影響するから、いろんなサイズを実際に握ってみることが大切。

「すぐ使いたいからガットが張ってあるラケットがいいや」
→使い方次第では OK。ちなみ「ガット」ではなく「ストリング」と呼んでほしいですね。「ガット」は牛の腸を使用した天然素材製の糸のこと。さらに「シープ」は現在使用されなくなった羊の腸製のこと。だから、正しくは「ナチュラル(天然)」「シンセティック(合成)」と呼ばれます。

 張り上がりのラケットの正しい使い方は、しばらく使ったらすぐ張り替えること。なぜならストリングの鮮度は3カ月持たないから。いつ張ったかわからないような張り上がりはあてにしてはいけません。固さの度合いだけでも「もっと固く」とかは初心者でもわかるから、まずショップに持っていって張り替えをしてみましょう。本来は、プレイヤーのラケットにあわせたストリングを選び、テンションを選ぶのが一番使いやすい方法なんですよ。

●知らないと恥をかくあれこれ
 まさか知らないはずはないだろう・・と思うことでも初心者はわからないことが多いものです。ショップで新人さんを相手にしてわかった、「なるほど、こんなことが解らないんだな」という例をあげてみましょう。

◎軟式テニスを硬式テニスはにているけど全く違うスポーツだ。
ラケットもボールもストリングも違う軟式は、同じと思ってはいけません。ルールが改正になってシングルスができたりしても、硬式テニスに軟式のラケットを使用するのはかなり無理があります。共通で使えるのはシューズくらいかな。公認マークがついていない製品は試合で使えないのですから。

◎ラケットを買ったらグリップに巻いてあるビニールははがす。
新車の自動車のシートのビニールみたいにしばらくつけたままの人がいるけど、ナンセンス。使用する前のグリップの保護のために貼ってあるものだから、使うときにはがすのが正しいのです。「道理で滑ると思った」そりゃそうでしょう。

◎ラケットのカバーは付属品
昔はカバーが別売りだったから、昔取った杵柄という40代以上の人と買いに行くとお金を払おうとします。いえいえ、今はラケット代に含まれるんですよ。付属品なんです。「だったらいらないからその分安くしてよ」意味あいは違うけど、カバーなしのラケットを始めたメーカーもありますよ。

◎ストリングは付属品ではない
近頃は「ラケットをお求めの方ストリング代張り代サービス」なんてショップがほとんど。それを誤解して、ストリングはラケットの付属品と勘違いしている人もいます。これは大きな間違い。ラケットは、フレーム会社、ストリング会社、それをコーディネイトして張り上げるストリンガーの専門分野で完成します。安易に一緒に考えちゃあいけませんね。次に張り替えるときには、ストリングと張る人のテクニックのこだわりを持つようになりましょう。そうすればおのずとテニスも楽しく、うまくなるはずですよ。

<こぼれ話し>
 あこがれの選手の真似をしたいのは誰でも同じ。あの人のラケットと同じものがほしーい!だから手にいれたプロモデル。おっと、選手のラケットにはメーカーのロゴがでっかく入っているな。そうだ、これも真似しちゃえ。「すいませーん。このラケットにあの選手と同じストリング張ってください。あれですよ、Pのマークがでるヤツ」えっ??? マークがでるストリングって・・なに? 「張りあがるとマークになるストリングですよ。PとかWとかあるんでしょ?」あのう・・それは張りあがってから、専用インクをペタペタぬるんですけど・・気持ちは良く解ります。
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