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■ラケットの寿命 ★こんなときにはラケットを買い換えよう! |
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普通につかっても、ラケットは壊れることもある! 実はラケットは一生ものではありません。プレイすればするだけ弱っていきます。なぜなら、ラケットにはかなりの負担がかかっているものだからです。まず、ストリングを張られること。「えー、そんなことでラケットは傷んじゃうの?」はい、いたみます。張っているテンションというのは、ポンドで表わされているからぴんとこないかもしれないけど、キログラムにするとよくわかるでしょう。60ポンドなんて27kgもあるんだ。10キロの米袋3個分を縛った糸を片手で持ち上げると思うと、思わず手がいたくなるでしょ? ラケットに張ってあるストリング1本1本に、その力がかかっているんですね。その状態が24時間365日続けば、どんないいラケットでもつらいはずなのです。 さらに、ラケットはボールを打つ道具。「そんなのあたりまえじゃん!」はい、あたりまえです。それなら、スーパー分解写真でのボールを打ったときの瞬間をみたことがありますか? そのボールはどうなっているか、というとぺっちゃんこにつぶれています。ボールをそんな状態にするためには、かなりの力が加わらないといけないですね。そんな力でいったい1日になん往復のラリーを繰り返しているでしょうか。そりゃあラケットだって腰が抜けるってもんですね。 くわえて、地面もネットも一度だってこすったことがありませんっていう人が何人いるでしょうか? ましてや投げちゃったとしたら、ラケットが悲鳴をあげてしまうのです。 それでは、どこが壊れやすいのかな? ラケットの部分を分類すると、フレーム本体とグロメット、グリップ、バットキャップというパーツとなります。グロメットは、ストリングとフレームのあいだにあるプラスティック製の部分。グリップは握る部分。バットキャップは、エンドキャップとも呼ばれるグリップの底の部品です。それぞれの苦手な扱われ方を解説しましょう。 ◆フレームは変形に弱い。 フレームはグラファイトなどでできていて、元の形から歪ませない限りは強いけど、変形させてしまうと取り替えしがつかないほどのダメージを受けます。つまり、しっかり変形防止のサポートをしないで張ったり、張り方のバランスが悪いストリンガーの手にかかったラケットは歪んでしまうこともあるってことです。また、ひどいときには折れてしまうことさえあります。張り替えに出したときに歪んでかえってきたらその場でクレームをつけましょう。出す前に歪んでいないことを確認する癖をつけるといいですね。その方法は、グリップを握ってゆっくり、くるくると裏表に回してみましょう。そうすると、左右に歪んでいたら同じに見えないから、要注意! また、平らな机などに裏、表で伏せてラケットをおいてみましょう。同じ感じで接していたらいいけど、万が一違うようならそのラケットは反っているのです。 変形の原因は張るときに起こることが多いのですが、ストリングが一本だけ切れた状態にしておいてもフレームは変形します。また、通常の気温よりかなり高いところ(主に夏場)や重いものの下敷きにあっても歪んでしまうから厳禁ですよ。常にラケットの形には気をつけてほしいものですね。歪んだら元の形や性能には戻せませんから。 ◆フレームは、ぶつけると弱い。 張り上がったフレームは、微妙なバランスで形を保っています。片一方をぶつけたりしたら、そのバランスは張っていないラケットより崩れやすいのです。さてみんなはプレーの最中、地面やネットを一度も叩いたことがないといえますか? 無意識のうち、ボコボコに叩いているようじゃラケットの寿命は短いですね。いつもぶつけるところが決まっているなら、「エッジガードテープ」というものが市販されているから利用してみたらいいでしょう。貼るとフレーム重量は多少は重くなるから、ポイントをきめてカバーすることがおすすめです。しかし、本来こすりきず防止のグッズだから、安心してぶつけてOKなわけではないですよ。 ◆フレームは、カーブがきついところが弱い。 主にストリングが張られるフェイスの部分にいえることですが、カーブがきつい部分とは出っ張っているところは弱いと思っていいでしょう。力学的にも、丸に近いほど強い形、角があるほど弱くなる(そう、卵は強い形なんですね)のです。だから、特にその部分をぶつけないでほしいわけです。また、フレームの内側をみてみましょう。ストリングが、フレームに対して90度に近い形で出ているところは、割と丈夫な部分。しかし、端にいくにしたがって斜めに出ているはずですね。その部分はフレームにストリングが食い込みやすい箇所です。フレームにあけている穴が大きくなっていたりしたら、そこからひびがはいることもあるから注意しましょう。また、表面にしわが寄っているときは、塗装の下はすでに末期症状にあります。残念ながら買い換えたほうがいいでしょう。 ◆グロメットは消耗品 グロメットは、ストリングが角の尖ったところで切れないように保護し、かつ、フレームに食い込まないようにするためのもの。しかし、もともとプラスティック製なので欠けたり割れたり広がったりしてしまいます。古くなってくると使わなくても駄目になってしまうものなのです。フレームは痛んでなくてもこの部分がダメだと、かなりやばいと思ってください。ストリングは簡単に切れるし、フレームも再起不能になりますよ。ここは日頃から注意してみておいてほしいところですね。ストリングとフレームが接していたら、張り替えるときにグロメットを交換することをお薦めします。パーツ代は1000円ぐらいです。 ◆グリップはとっても大切 グリップが滑ってしまってはプレイはできません。だけど、新品と同じように滑らない状態になるよう気を使っている人は少ないのが現状です。滑り出したり汚れたらどんどん交換することをお薦めします。替えのパーツは、合成皮革なら1000円ぐらいから売っています。 ◆バットキャップに注目 ここが壊れることはめったにありません。だけど、「ぐらぐらするんですけど・・」ってな時はグリップとバットキャップをはずして5ミリぐらいの釘を打ち直します。4ヵ所位に打てばバッチリ止まります。また、フレームのなかで「カラカラ」音がするときがありますね。これは製造行程上の、こびりついていた残りカスがはがれて中で転がっている音なんですよ。グリップのほうまで転がっているようならチャーンス!グリップとバットキャップをはずして、底に穴があいていればそこから転がり出してきます。最近のラケットには、バットキャップをはずさなくても蓋みたいなところをあけられるものもあります。あなたのラケットを見てみましょう。 寿命はあるけど使い方次第 ラケットは大切に使えばそんなにすぐには壊れません。使い方次第ですね。壊れやすいところは注意してみてあげて、保護して使えば2〜3年は大丈夫でしょう。だけど、使ったら使っただけラケットはくたびれてきます。それはどうしようもないこと。張り替えても「なんかボールが飛ばなくなったなー」と感じたらそろそろ買い換え時です。頻繁に張り替える選手なら、フレームにヒビが入っていなくても15回くらい張り替えるとめっきりボールが飛ばなくなるようです。使い方によってはもっと早く寿命が来ることもあるでしょう。 <こぼれ話し> ラケットが壊れるのをみたことってそんなにありません。当然そんなにラケットは壊れるもんじゃない(そりゃメーカーの人達だって一生懸命造っているんだから)からです。だけど、プロテニスの大会会場にしょっちゅう観戦にいっていると、すごい光景にもお目にかかるはずですよ。名付けて「ラケットクラッシャー」プレイヤー。自分の気に入らないときには、もう大変! ラケットは投げるは、コートにたたきつけるは、のご乱行。古くはジョン・マッケンロー、最近ではゴラン・イワニセビッチといった選手がそうですね。そんなにラケットを壊そうとしなくたって・・と思うことしきり。思うように壊れないと、よけいエキサイトするのは爆笑ものですね。でもあんなにたたきつけても、半分くらいから折れ曲がるだけ。漫画のようにコナゴナには絶対にならないんですねえ(本当にあんなふうになったら危なくてテニスなんてしたくないぞ)。 |
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